自然界の規格化に着目したアールトの言葉

自然界の規格化に着目したアールトの言葉

自然界の規格化に着目したアールトの言葉

北欧家具の特徴。

そのエッセンスをもっとも的確に表現しているのはフィンランド出身アルヴァー・アールトの言葉でしょう。

「世界の最良の規格化機構は自然そのものであるが、自然において規格化は主に最小の単位である細胞に関連して起きる。

その結果できるのは何百万ものしなやかな組み合わせであり、ステレオタイプのものにはけっして遭遇しない」

と述べています。

デザインは使用者の心理的な必要性に対応すべきであり、これを実現するのに最適なのは天然素材、とくに木の使用であるとも語っています。

ちょっと難しい表現ですが、1800年代後半に起きたモダニズムと産業革命による大量生産という時代背景の中で、工業製品という規格化、モダニズムという近代的思想の中に自然界の持つ多様性を積極的に取り入れるべきである、と言っているわけですね。

もし、アールトの思想がその後のデザイナーたちに浸透していかなければ、北欧家具はただの民族的な伝統、民芸品で終わっていた可能性もあります。

アールトは1930年代から40年にかけてオーガニックデザインを多く手がけ、その後の工業デザイナーに大きな影響を与えました。

その活動は家具に留まらず、建築や都市計画にまで及んでいます。

ミッドセンチュリーと呼ばれる北欧家具が隆盛を極めた時代、数多くの著名なデザイナーが誕生しましたが、アールトはその中でも巨人の1人といえるでしょう。

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