成形合板によって作り出されたアールトの椅子

成形合板によって作り出されたアールトの椅子

成形合板によって作り出されたアールトの椅子

優れた工業デザイナーであるアールトの提唱が広く受け入れられ、多くの工業デザイナーに影響を与えたのは、アールトの作品が画期的だったからでしょう。

アールトはオットー・コルホネンと共に、それまで木材を素材として扱っていたことをさらに進めるために、積層板と成形合板の限界を調査しています。

その結果、できあがった椅子が『NO.41』と『NO.31』と呼ばれるデザインで、積層板を人間の身体に合わせて曲げ、それをアームレストと脚を兼ねた曲線の積層板と組み合わせた椅子を作りました。その椅子は今なお、新鮮味を失っておらず、その後、次々と表れる工業デザイナーもさまざまな材質を用いてアールトの椅子を模しています。

アームレストと脚を兼ねた積層板の曲線デザインは独特の技法からアールトレッグと呼ばれています。

これはフィンランド伝統の木を曲げる技術、挽き曲げを積層板に取り入れており、積層板であることの堅牢さとナチュラルな曲線の両面を兼ね備えていることが大きな特徴です。

当時、このアバンギャルドな椅子は発表と同時に爆発的な人気を集めたため、アールトはその後、アルテックという家具製造会社を設立、アールトの死後も『NO.41』と『NO.31(ただし現在はNO.406と変更)』の椅子は販売されています。

日本でもアルテックの代理店があるので『NO,41』と『NO.31(NO.406)』を購入することができます。受注生産のため、値段は中古車が買えるほどですが、一生モノなので北欧家具の真髄を知りたい人はお買い求めください。

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