北欧モダン・デザインの楽しみ方

北欧モダン・デザインの楽しみ方

北欧モダン・デザインの楽しみ方

IKEAはスウェーデンのファニチャーであり、北欧家具のエッセンスを日本に持ち込んだことは高く評価されるべきでしょう。

ただ、北欧家具であるか、という問いかけには首を傾げてしまう部分もあります。

熟練の技が生きる積層の成型合板を使っているわけではなく、自分で組み立てるスタイルの家具ならば、ニトリや無印良品とさして変わらないし、家具としての作りを見るならクオリティは日本製品の方が高いでしょう。

本物の北欧デザインはいろいろなことを教えてくれました。

部屋の中における規格の最小単位は椅子であること。

椅子とは座る人の快適性が何より重んじられること。

フォルムは限りなくシンプルにすることで機能美が生まれること。

どれほどの傑作と言われてもそれは芸術品ではなく工業製品であること。

したがって工業的な無機質では人の快適性を求めることはできず、有機的要素が重要になってくること。

今ではどれも当たり前、と思えるような要素が、じつは20世紀初頭に始まったモダニズムの潮流が北欧家具のデザインを変えたことから始まっていたのです。

確かに著名デザイナーによる椅子は高くて手が出ないという作品もあります。

けれど日本の優れたデザイナー、あるいは北欧の新鋭デザイナーの作品は著名デザイナーに劣らない、革新的で快適な椅子を作っています。

それらの新しい椅子の中から、自分にとって最適の最小規格を探すのも北欧モダン・デザインの楽しみでしょう。

アールトもヤコブセンもブロイヤーも、最初から有名だったわけではないのです。

名前に惑わされず、じっくりと存在感のある北欧家具を見つけてください。

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