クロスオーバーする新しき日本のデザイン

クロスオーバーする新しき日本のデザイン

クロスオーバーする新しき日本のデザイン

北欧スタイルを引き継いだ日本人デザイナーのなかで、ヤコブセンやパントンのような革新的スタイルを継承したのが紺野弘道だとしたら、倉本仁がデザインした木製の椅子JKはハンス・J・ウェグナーの持つ木工の素晴らしさを継承する作品といえるでしょう。

背凭れから肘掛け、脚にかけて一体化された木のフレームは無垢材から削りだされたもので、三次元的な曲線と快適性の融合点を見つけ出すために倉本とエンジニアリングは0.5mm単位で何度も検証を繰り返したといいます。

倉本がJKのデザインで心がけたことは『使いやすく美しい』こと。

言葉では簡単ですが、それを実践するのはとても難しいことです。

なにしろデザインの本質ですから。

このJKは日本人向けに作られており、とくに狭い都市型住宅を想定しています。

ダイニングスペースにおいて一般的なアームチェアはテーブルから遠ざかり、かつ、立ち上がりにくいものですが、JKはテーブルに近い部分を低くし、さらにラウンドさせることで、ダイニングでの使いやすさを実現させました。

倉本仁は1976年、兵庫県の淡路島生まれ。

金沢美術工芸大学の工業デザイン学科を卒業後、NECデザインに勤務、2008年に独立後は家電や日用品などのデザインを手がけ、グッドデザイン賞を受賞した経歴もあります。

JKは一見、伝統的な北欧スタイルのように思えますが、この椅子は日本人が日本人のために作った現代的なデザインといえるでしょう。

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