なぜ代表作は椅子なのか?

なぜ代表作は椅子なのか?

なぜ代表作は椅子なのか?

20世紀初頭、それまでのさまざまな様式を変えるムーブメントとなったモダニズムは北欧家具のデザインも大きく変え、世界的ブランドへと成長させました。

アルヴァー・アールト、アルネ・ヤコブセン、ヴァーナー・パントン、あるいは日本の豊口克平など、さまざまなデザイナーが輩出され、傑出した作品が今なお、販売されています。

ところで、どのデザイナーも代表的な家具の作品として登場してくるのは必ず椅子です。

他の作品は制作していないのでしょうか?

いえ、そんなことはありません。

ウェグナーはテーブルを造りましたし、ミース・ファン・デル・ローエのバルセロナソファは有名です。

それでは、なぜ椅子が代表作なのでしょうか?

それは家具における規格化の最小単位だからです。

椅子は1人という最少人数で使用するもの。

そこに快適性とデザインが生まれ、初めて他の家具の規格が決まっていきます。

椅子の大きさが決まれば、それに合わせてテーブルのサイズとデザインを決めることができます。

テーブルのサイズが決まれば、室内の有効スペースにどのくらいの大きさで、どのようなデザインの家具を置くか決まります。

アールトが言っていたように、椅子はまさに家具の規格の細胞単位。

椅子という細胞から関連して、無限のしなやかな組み合わせができるわけです。

家具のすべての始まりは、椅子という最小限の規格なのです。

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